株主の皆様には、平素より、当社事業に対し多大なるご理解、ご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。
第54期(2024年3月期)においては、ベアリング、半導体業界の不調や中国経済の停滞、原材料・エネルギーコストの高騰の影響を受け、売上・利益ともに期初に掲げた業績見通しを大きく下回ることとなりました。また、「既存事業のさらなる収益力の強化」「ナノサイズゼオライトの事業化」については達成することができず、株主の皆様にはご心配をお掛けすることとなり、非常に心苦しく思っております。
第55期(2025年3月期)においては、パワー半導体向けを中心としたダイヤモンドワイヤの販売量拡大による「D-Next事業の収益事業化」の実現と、既存事業である「特殊精密機器事業と化学繊維用紡糸ノズル事業の業績回復」により、営業黒字を確保いたします。また、ナノサイズゼオライトの事業化に向けては、数多くの用途において量産開始に向けて進捗している顧客・エンドユーザーによる実証評価に対し、全力で対応してまいります。これらの結果、第50期より取り組んできた「構造改革」の完了を成し遂げる所存であります。
また、2030年度までに実現を目指す企業としての姿を「Vision 2030」と銘して株主の皆様にお示しをし、今後3年以内に4事業部門すべてが黒字化するなど、強い決意をもってこの目標に向けて邁進してまいります。
株主の皆様には、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
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