株式会社中村超硬は、2025年日本国際博覧会、大阪ヘルスケアパビリオン内に設置されるリボーンチャレンジ(主催:大阪産業局と大阪商工会議所が共同設置した「中小・スタートアップ出展企画推進委員会」)に出展します。展示全体のコンセプトは「大阪のドケチが世界を変える! OSAKA DOKECHI TECHNOLOGY」。
当社は、当社の持つゼオライトの合成技術を応用して、もみ殻や家畜の糞尿などのこれまで廃棄物であったものを優れた肥料にかえることで「脱炭素社会」に貢献する未来をご紹介します。
<出展の背景>
株式会社中村超硬は、農業の過程で発生する「もみ殻」などの廃棄物を活用し、環境にやさしい高機能イオン交換材を安価に作る技術の開発に取り組んでいます。このイオン交換材を用いることで、畜産業から排出されている糞尿中のアンモニアを回収することができ、農業(稲作)→イオン交換材合成→アンモニア回収→肥料化によって、自然の栄養が循環するしくみが実現します。農業廃棄物の削減および生物由来のアンモニアを農作物に還元することで炭素及び窒素を循環させ、カーボンニュートラル社会への貢献を目指します。
こうした中、大阪ヘルスケアパビリオンおよび大阪商工信用金庫が主催するリボーンチャレンジの趣旨に賛同し、脱炭素をキーワードにいのち輝く未来社会の実現に貢献したいことから、出展することといたしました。
もみ殻燻炭を用いた窒素・地域循環システムを「さかいエコシステム」と名付け世界へ
お米や小麦粉など、私たちが普段食べているものの裏側では、たくさんの廃棄物が出ています。でも、それらは活かし方次第で、地球にやさしい資源に変えられます。私たちは、もみ殻や家畜のふん尿を使って肥料をつくる「さかいエコシステム」に取り組み、地域で資源を循環させ、脱炭素社会の実現を目指しています。