IR INFORMATION

トップメッセージ
[ Top Message ]

挑戦
  • Q.
  • 第48期のご報告をお願いいたします。
  • A.
  •   第48期は、主力事業である電子材料スライス周 辺事業において、多結晶シリコンウエハ市場における固定砥粒化の広がりを背景に、同市場に対するダイヤモンドワイヤ販売強化を事業戦略の中心としておりました。その結果、同市場における当社ダイヤモンドワイヤの採用は、想定を上回るスピードで進行し、前期の販売実績を大きく上回る結果となりました。  

      また、利益面については、増収に伴う押し上げ要因に加え、 原価低減策を強力に推し進めたことにより、全体としては好調でありました。

      しかし、ダイヤモンドワイヤ市場において、今年の2月下旬以降、単結晶シリコンウエハメーカーの低価格化による市場攻勢により、多結晶シリコンウエハメーカーにおいて生産調整が行われた結果、ダイヤモンドワイヤの発注量が減少いたしました。また、ウエハ価格下落に伴う顧客からの強い価格低減要請を受け、ダイヤモンドワイヤの市場価格が一気に約3割下落いたしました。その影響を受け、第4四半期の当社の業績は、見通しから大きく乖離する結果となりました。

    これらの結果により、売上高は12,140百万円(前期比143.2%増)、営業利益は1,570百万円(前期は1,653百万円の営業損失)、経常利益は1,365百万円(前期は1,803百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,381百万円(前期は2,075百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

単位:百万円
  第47期連結業績 第48期連結業績 増減額
売上高 4,992 12,140 7,148
営業利益 △1,653 1,570 3,223
経常利益 △1,803 1,365 3,169
親会社株主に帰属する当期純利益 △2,075 1,381 3,457
  • Q.
  • 第49期の事業戦略についてお聞かせください。
  • A.
  •   第49期のダイヤモンドワイヤ販売事業は、シリコンウエハ市場での混乱の影響を受け、ピンチの状況からのスタートとなりますが、この機を活かして競合メーカーとの差別化を図り、この状況をチャンスに変えることを目的とし、以下の3つの戦略を中心に事業推進してまいります。

    • ①  単結晶シリコンウエハ市場への販売強化
    • ②  60ミクロン以下の極細線ダイヤモンドワイヤ販売の圧倒的な推進
    • ③  極細線ダイヤモンドワイヤを世界最低原価で大量生産
    • ①  単結晶シリコンウエハ市場への販売強化

      第48期は、多結晶シリコンウエハ市場での固定砥粒化が進行したため、当社においても同市場に対するダイヤモンドワイヤの販売を強化し、 大きな成果を得ることができました。
      しかし、足元での多結晶シリコンウエハ市場における混乱の状況や、太陽光パネルの設置まで含めたトータルコストパフォーマンスにおいて、 単結晶シリコンウエハの優位性が拡大しているとの見方が強まっていること等を考慮し、今期は単結晶シリコンウエハ市場における営業活動を強化していく方針といたします。

    • ②  60ミクロン以下の極細線ダイヤモンドワイヤ販売の圧倒的な推進

      シリコンウエハ市場においては、ダイヤモンドワイヤの細線化による生産性向上の期待が高まっており、中国ダイヤモンドワイヤメーカーでは安定的な供給が困難な60ミクロン以下の極細線ダイヤモンドワイヤを当社の主力製品として販売を強化してまいります。
      また、50ミクロンなどのさらなる極細線ダイヤモンドワイヤについても、今年度中に販売を開始、拡大する計画であり ます。

    • ③  極細線ダイヤモンドワイヤを世界最低原価で大量生産

      これまでにも増して挑戦的な原価低減を実施し、当面の戦略的製品である60ミクロンのダイヤモンドワイヤを世界最低原価で大量生産できるように取り組んでまいります。
      当社は、これまでも原価低減に全力で取り組んでおり、大きな成果が出ておりますが、直近のダイヤモンドワイヤ販売価格の下落を受け、さらに挑戦的な原価低減を推進し、60ミクロンのダイヤモンドワイヤを世界最低原価で大量生産することを目指し、安定的な収益確保に努めてまいります。


ダイヤモンドワイヤ細線化における当社製品の優位性
  • Q.
  • 新規事業の進捗状況についてお聞かせください。
  • A.
  •   当社は、ペプチドリーム、塩野義製薬、積水化学工業の三社が中心となって設立した、ペプチスター社に対し、同社による第三者割当増資を引き受け、本年4月に2億円を出資いたしました。
      ペプチスター社は、オールジャパン体制で最先端技術を集約し、特殊ペプチド原薬の製造受託会社となることを目指しております。
      4兆円の市場規模といわれる原薬製造分野において、次世代薬剤として、特殊ペプチドに対する需要の高まりは大きく、その中で当社は、当社の保有するマイクロリアクター関連技術を活かし、従来よりも効率の良い特殊ペプチド原薬の製造装置開発の役割を担うこととなっております。

  • Q.
  • 最後に株主の皆さまへのメッセージをお願いします。
  • A.
  •   第49期は、単結晶シリコンウエハ市場への販売を拡大し、極細線ダイヤモンドワイヤの販売へ全面移行していく方針としておりますが、前期末からの多結晶シリコンウエハ市場における混乱や、ダイヤモンドワイヤ市場の変化の影響も残るため、上期については収益性が悪い状態が続くことを想定しております。  
      しかし、下期については、今期の主力製品である60ミクロンのダイヤモンドワイヤの販売体制が整い、また、挑戦的な原価低減施策の成果も出てくることを見込んでいるため、本格的に業績が回復し、安定的な収益が確保できるものと考えております。
       株主の皆さまには、引き続きご支援賜りますようよろしくお願いいたします。


    TOPICS     2018年3月期  セグメントの状況



    新規事業/ライフサイエンス事業(マイクロリアクター技術による化合物合成)



    新規事業/マテリアルサイエンス事業(ナノサイズゼオライト「Zeoal」の活用

証券リサーチセンター
ブリッジサロン
社長名鑑